建物や設備の温度環境を適切に保つために欠かせないのが、熱絶縁工事(断熱・保温・保冷工事)です。これらは単に温度を維持するだけでなく、エネルギー効率の向上、設備の長寿命化、安全性の確保といった、建物設備のインフラを支える重要な役割を担っています。
長野県の厳しい寒さに耐える
専門技術
冬の最低気温が−10℃を下回ることもある長野県では、配管の凍結対策は避けて通れません。当社では、配管に凍結防止帯を巻き、その上から適切な保温材で保護。さらに屋外や露出部には耐久性の高い板金を施すことで、厳しい寒さによる凍結や結露を防ぎ、設備の安全な稼働を支えています。
断熱工事
設備用の断熱工事は、ダクトや機器が外気温の影響を受けにくくするために行うものです。外気との温度差を抑えることで、設備の安定運転と防露性能を確保します。
ビルでは火災時に高温の煙を安全に排出するため、排煙ダクトに耐火性能を確保するための断熱(耐火被覆)を施します。また、一般家庭やマンションではキッチンの排気ダクトに断熱材を施工し、結露や熱損失を防ぎます。これにより、空調・換気システムの効率向上と設備トラブルの防止につながります。
主な施工事例
- ・排煙ダクトの耐火被覆(断熱)施工
- ・厨房排気ダクトの断熱・防露対策
- ・屋外露出ダクトの断熱+板金仕上げ
- ・機械室内の空調ダクト断熱工事
保温工事
保温工事の目的は、温水・蒸気などが流れる中温〜高温の配管やダクトの熱を逃がさないようにすることです。熱ロスを抑えることで、ボイラーや空調設備の効率が向上し、エネルギー消費の削減にも貢献します。
また、配管表面の温度を一定に保つことで、作業環境の安全性向上や設備の長寿命化にもつながります。工場・ビル設備・病院など、幅広い施設で必要とされる工事です。
主な施工事例
- ・温水配管へのロックウール保温材巻き
- ・蒸気配管の高温用保温施工
- ・ボイラー周りの配管保温+金属カバー仕上げ
- ・空調機器周辺の保温・防熱処理
保冷工事
冷媒管や冷水配管に断熱材を施し、外気の熱が内部に伝わらないようにするための工事です。冷却効率を維持するだけでなく、温度差による結露を防ぎ、配管の腐食や漏水トラブルを回避します。
食品工場や冷凍・冷蔵設備、空調設備など、低温環境を扱う施設では欠かせない工事で、設備の安定稼働と品質管理に寄与します。
主な施工事例
- ・冷媒管への発泡ゴム系保冷材施工
- ・冷水配管の防露対策+板金仕上げ
- ・冷凍・冷蔵庫周辺の配管保冷工事
- ・チラー設備の配管保冷・結露防止施工
使用する主な資材
現場の施工環境や用途に応じて、最適な資材を選定します。
| カテゴリ | 使用資材の代表例 |
|---|---|
| 繊維系 | グラスウール(ガラス繊維)、ロックウール(岩綿) |
| 発泡プラスチック系 | 発泡ゴム系保温材、発泡ポリエチレン(PE)、フェノールフォーム、ウレタンフォーム |
| 耐火・高温用 | けい酸カルシウム保温材(ケイカル)、シリカボード |
| 外装・保護材 | 板金(ガルバリウム鋼板、ステンレス)、アルミガラスクロス |